本日もいい天気、朝から元気いっぱいモンキーママです。
よろしくお願いします。
先日こんな記事を書きました。
私が昆虫撮影用に使っているカメラ『オリンパス Tough TG-5』
このカメラの顕微鏡モードを使うと小さな虫を超大きく撮影できるんです。
顕微鏡モードで撮ったこの虫、なんだかわかりますか?
実はこの虫は『タカラダニ』なんです。
春先から夏前にかけて、ベランダなどのコンクリートの上をうじゃうじゃと歩いている小さな赤いクモのような虫。誰もが見たことがあるはず。
この不思議な虫『タカラダニ』についてお勉強。
まずはタカラダニの見た目
・タカラダニは昆虫ではなく、ダニの仲間で、その多くは赤~赤褐色。
・ダニの仲間としては比較的大型で体長は1~2mmで肉眼で確認できます。
・体がおびただしい数の毛で覆われているのが特徴です。
タカラダニの名前の由来
・セミに寄生する幼虫を、まるでセミが宝物を抱えているように見えることから。
発生時期は
4月下旬頃から日当たりの良い公園のコンクリートや階段、家庭の門壁やベランダ、橋の橋脚などさまざまなコンクリート壁で見かけるようになります。ただし、梅雨から夏前には数が減少していき、夏頃には見かけなくなります。
エサは何?
食性は雑食で、自分より小さなな生物を捕食するほか、コンクリートやアスファルトに散らばっている花粉、コケや菌類が出す胞子などを餌として食べています。コンクリートの上でよく見られるのは、多孔質の材質にたまった花粉を食べているのではないかと考えられています。
メスばかりなんですよ
5月から長くても7月までしか見られないタカラダニですが、実は見つかるのはすべてメスであり、オスが見つかった例はなりません。従って単為生殖(雌が単独で子を作ること)を行っているのではと考えられています。
被害は?
タカラダニは人や犬などの哺乳類を刺すことはありません。ただ、体液が真っ赤なので、壁や洗濯物に付いている所をうっかり潰してしまうと跡が残ります。公園などでコンクリートの椅子に気付かずに座って、服にタカラダニの赤い色がついてしまうこともあります。
とまあ、タカラダニについてまとめてみました。
そこで、私の結論
タカラダニは人を刺さない上に、夏頃には自然に消えていく。
大量発生しない限りは、駆除せず、そっとしておきましょう。
では、また明日~。