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先日こんな記事を書きました。
あるきっかけからミノムシを探し出したのですが、なかなか見つかりませんという内容でした。
あるきっかけとは?
ミノムシの激減なんです。子供のころあらゆるところで見かけたミノムシが近年になって激減していることを知りました。
そういえば最近、見てないな!と思い、探し回りました。
そしてついに見つけましたよ、その懐かしい姿を。
ここ一ヶ月、暇さえあれば、山へミノムシを探しに行っていたのですが、結局見つけたのは、娘の通学路沿いの街路樹。
なんとも拍子抜けするほど近くで発見したんです。
まあ、探し物なんて所詮そんなもの。
さて、ミノムシが激減した理由をもう一度おさらい
ミノムシ激減の理由
最大の理由は、ミノムシにのみ寄生する『オオミノガヤドリバエ』。このハエによって数を大きく減らしてしまったようです。
このオオミノガヤドリバエは、もともと中国で害虫として扱われてきたミノムシを駆除するために使われた、いわゆる生物兵器で、いつの間にか日本にも入り込んできたそうです。
オオミノガヤドリバエは、ミノムシをの食べる葉っぱなどに卵を産み付けておき、ミノムシのお腹に入り込んだ卵は、体内で羽化し、ミノムシを食い尽くしてしまいます。
想像してみてください。自分が食べたサラダに紛れていた謎の生物の卵が、おなかの中で成長し、ついには食い破って出てくる。
正にエイリアンの世界!
では、このエイリアン、いやオオミノガヤドリバエは最強か?というと、そうではなくて、今度はこのハエに寄生する寄生蜂も数種類が発見されています。
更には、クモやアリなどオオミノガヤドリバエを狙う天敵もおり、このオオミノガヤドリバエも近年、数を減らしているそうです。
人間の目には触れないところで、虫たちは、熾烈な生き残り競争を繰り広げているのがよくわかります。
つくづく、人間に生まれてきて、また、平和な日本に生まれてきて良かったなあと思います。生命の危機を感じなくてもいい環境に感謝し、やらなければならない事、やりたい事を積極的に進めていこうと改めて感じさせられました。
では、また明日~。