ママにも出来る害虫駆除

園芸・農業大好き、でも虫は嫌い!主婦による害虫奮闘記

亀のはなし

3連休も休まずブログ更新、365日ブログ更新を目指すモンキーママです。
本日もよろしくお願いします。

 

さて、天気に恵まれ暖かい日が続く3連休、のんびり散歩をしていると・・・
亀たちものんびり日向ぼっこをしてました。

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そこで、ふと気になりました・。

そういえば、最近見かけるのは『ミドリガメ』ばかり。

 

日本の亀はどこへ行った?


そこでちょっと調べてみました。

私がミドリガメと思っていた亀、正式には『ミシシッピアカミミガメ』と呼ばれる種類なんです。(確かに耳が赤い!)

 

小さな時はミドリガメと呼ばれ綺麗な緑色をしていますが、大きくなるにつれて黒っぽくなる。

1966年にはお菓子メーカーの景品にもなり全国に広まりました。

 

お菓子の景品って?

1966年、森永製菓のキャンペーン「アマゾンの緑ガメをあげます!」という企画で、森永のチョコレート菓子のスキップチョコレートとチョコボールの景品として毎週3000匹、計10000匹のミドリガメが全国のチビッコに送られたそうです。

 

ちなみに、この時のミドリガメは、今のミシシッピアカミミガメではなくて、コロンビアクジャクガメという種類のカメだそうですが、この時からミドリガメがブームに。

 

やがて、子供のミシシッピアカミミガメミドリガメの商品名で販売され、祭りの縁日で『カメすくい』の遊びとして定番になっていきました。


ただ、ミドリガメのころはみどり色でかわいいですが、数年で大きくなり色もくすんできます。気性も荒くなり、大きくなると30cm前後になるます。


飼いきれなくなって

 

「狭いところで飼うのはかわいそうだから自然に帰してあげようね。」

 

人間に都合のいい言い訳をつけて捨てられ、川で大繁殖!また、業者による売れ残りで廃棄された個体などが、あちこちの川や池で繁殖するようになりました。

 

気が付けば、川も池もミシシッピアカミミガメばかり。

私たちが子供の頃に見ていた日本本来の亀はあまり見かけなくなってしまいました。

 

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あげくの果て、日本の生態系が侵されるという理由でミシシッピアカミミガメの駆除が行われているとか。

本当に人間の勝手で振り回される生き物たちが哀れです。

 

今まで『ミドリガメのせいで日本の亀がいなくなった!』

なんて思っていたのですが、過去の歴史を調べてみると、被害者はむしろこの亀たち。

 

この亀以外にも人間の勝手で連れて来られて、やがて迷惑だとの理由で駆除される生き物がたくさんいます。(アライグマとか)

 

川の亀を見ながら、柄にもなく色々と思いを巡らすモンキーママでした。
では、また明日~。